突如電源が落ち起動しなくなったiPhone。原因はまさかの’’水没’’だった!
iPhone修理のスマップル天神店です。
毎年この時期は修理依頼・相談が多くなる『スマホの水没』。
今年は例年に増して多いような印象を感じますが、アウトドアのブームなどが訪れているのでしょうか?
今回はそんな、ドキドキするスマホトラブルに関してご紹介していきます。
早速こちらをご覧ください!
突然不動品となったiPhone7
『いきなり画面が点かなくなった!充電してもマークすらでない!』
とのこととで、慌て気味に持ち込まれたこちらの端末。
つい先ほどまで映っており普通に操作できたものの、いきなり画面がバツッと落ち、一切の応答をしなくなったようです。
丁度西通りを歩いており看板を見かけたとのことで、飛び込みでのご来店となりました。
お客様に原因や心当たりを聞いたところ、
『少し前に落としてしまって、その際画面が割れた。発熱もしていたのでそれが原因かもしれない。』
とのことでした。
何はともあれ開封して中身をチェックするのが一番早い!
ということで分解を始めてみると・・・
故障の原因は’’水没’’だった!
ご覧ください。
基盤、フロントパネル共に全体的に水分が付着していることが確認出来ます。
水没インジケーター(水没判定シール)に関しても真っ赤になっている状態です。
水没インジケーターとは、シール部分に水分が付着した際不可逆の変色をもたらします。
これにより内部へ水分が混入したことを肉眼で確認することが出来るため、(目に見えない水分やすでに乾燥した場合でも)キャリアショップなどでも下取りの際などに行っています。
次の写真をご覧ください。
こちらは端末下部の撮影になります。いくつかパーツが見えるため、危険性と併せてご紹介していきます。
『バッテリー』・・・言わずとしれたiPhoneの心臓部分です。iPhoneだけでなくほかのスマホや各種精密機器は成り立ちませんね。
リチウムイオンのため水に濡れたら爆発!・・・というのは基本的に起こらないのでご安心ください。
とはいえ水に濡れてしまったらいの一番に壊れる可能性が高い部位でもあります。
『ラウドスピーカー』・・・ユーザーの方が普段iPhoneから流れる音を聞くためのパーツになります。
着信音や動画の再生など、なくてもスマホは使えるがないと不便な、縁の下の力持ちとして頑張ってくれています。
若干黒ずんでいる部分は、ショートにより焦げてしまっているためですね。
スピーカーが壊れるということはほぼないので、その接点部分であるドックコネクタが心配な部分となります。
『ドックコネクタ』・・・大半の方の認識が、充電をするための部位だと思います。
が、実はこのパーツ、かなりマルチな機能を備えています。iPhone7の場合ですと、
『ラウドスピーカー』『バイブレーション』『充電』『アンテナケーブル』などなど・・・
その分壊れやすく、交換依頼も多い部位ですね!
パーツが水没した際の危険性・デメリット
今回は洗浄作業(専用の機材・液体を使った特殊な工程のメンテナンス)を行った上画面交換で無事復旧成功となりました!
持ち込み時点では画面破損が原因と思われていましたが、なんとまさかの水没!
開けてビックリ玉手箱!といった感じで、お客様も「iPhone7なのに水没するんだ・・・」と驚かれていました。
そうなんです。耐水性で有名なiPhone7以降の端末ですが、普通に水没しちゃいます。持ち込まれるお客様の体感2~3割で水没の痕跡が確認できます。
画面割れやバッテリー劣化のハードウェアトラブルならパーツ交換で改善出来ますが、水没によりソフトウェアまで異常が起きた場合は原因追及や復旧に時間がかかり、最悪の場合データを初期化しなければいけない可能性もあります。
こまめなデータバックアップは勿論のこと、些細なことからでも異常を感じたらすぐに当店にお持ち込みください。
今回のお客様のように、思わぬ理由でトラブルが起こっているかもしれませんよ?
以上、スマップル天神店でした!
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